March 16, 2011

WHERE YOU ARE


東北地方で起きた地震から、早くも5日が経ちました。さて、様々な人が今回の事をブログで綴っているように、僕もここに書き込もうと思います。

地震が起きた事を知ったのは、家族からの電話でした。現在、僕はイギリスで暮らしている為、最初に耳にした瞬間は、想像が出来ませんでした。ましては、その直後に大きな津波が襲って来るとは思いもしていませんでした。電話で話を聞いた直後、インターネットを通じてNHKを確認してみると、凄まじい状態になっていました。僕はここで初めて、ただ事では無い事に気付きました。それから数日間、新聞やニュースで日々悪化する深刻な事態を目の当たりにしていました。とても心が痛みました。しかし、僕にはそこに映し出される映像がいまいち信じられませんでした。数ヶ月前までいた東京で大停電が起こり、お店で食料が買えなくなる現実を。毎日ニュースを見て、家族と電話をし、ツイッターをチェックしているのに、そのような事態が本当に起きているとは思えませんでした。

それもその通りです。僕は現在、遠く離れた国にいるからです。正直、離れていても、これだけコミュニケーションを行う手段があるので、常に皆と同じ事を知り、同じ事で盛り上がり、そして同じ時間を生きているのだと勘違いをしていました。僕が東京で起こっている現状を信じられない、もしくは疑ってしまうように、被災地で必死に暮らしている方々の気持ちは、想像以上に辛い事だと思うのです。その方々が置かれている状況を理解する事は、本当に難しい事です。それは、自分達が置かれている環境は、自分達にしか分からないからです。だからこそ、自分のいる場所を大切に、そして置かれている環境に感謝をしなければいけないと思います。一緒に過ごしている人に対しても、同じです。文句を言う人もいますが、自分の環境を客観的に見られる人は、やるべき事をしている気がします。それは離れた国からの募金や、周りを明るくする冗談を言う事かもしれません。

被災地の方々や、原発と戦っている方々は本当に必死だと思います。被災された皆様とその家族の方々に心よりお見舞い申し上げると共に、一刻でも早く普段通りの日々が戻る事を祈っています。僕も今いる場所で、しっかりと暮らします。

"Think of your home, who you live with. Then, stand up against fear."

2 comments:

  1. All prayers are for Japan. We will survive through the help and support to each other!

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  2. Dear Arna,

    Thanks a lot!

    Taro Motoda

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